ひめくり日記, 今月の営業予定など

『ぼくはいしころ』原画展の様子。

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坂本千明さんの原画展は4日目。
最初の週末が過ぎました。
平日に入り、落ち着いた雰囲気の中で原画を楽しんでいただくことができます。

上の画像は、花の首飾りをした楳。
楳は坂本さんの家の先代猫です。
こちらは額装も販売可能ですし、シートもございます。
ほかにも販売できる額装がもう一点、シートは6種類。

よくあることなんですが、最初の2,3日で完売したと思い込まれることが多いのですが、東京とかと違って、そんなことはないんです。
ですので、最初に行けなかったからと言ってあきらめないでいただきたい。と思うわけです。
会期は7/27(火)までとまだまだ先ですのでね。
ぜひ、見にいらしていくださ~い。

 

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原画展に合わせて制作された、清水直子さんの陶製ブローチ。
初日はスペースの都合で少しずつしか出して見せられなかったことを反省しております。
ごめんなさい。
こちらは物語の中のいくつかの場面を切り取って作られています。
このブローチはどの場面かな…

 

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草の茂みに隠れて、行きかう人々から気配を潜めている黒猫。
普段も、見えないだけでこんなふうに隠れている猫がいるかもしれないと思うと、ちょっと心が痛みます。
でも何もできないというかしない自分が情けなくもありますが、せめて行動を起こしている人の応援はしたいという思いで、募金箱があれば小銭を入れたりする日々です。

坂本さんの『ぼくはいしころ』のモデルとなった猫のことをご存じの方も多いかもしれません。
青森のご実家で出会った猫を「シノビ」と名付け、少しずつ距離を縮めていく様子を当時SNSで見ていて、連絡を取る機会があったりすると少しそのことについて話をしたりして、その後、保護をして、里親を探して、こんなにいい話があっていいのかと疑うくらいの里親さんが見つかって、シャーシャー言っていたシノビが思っていたよりずっと早く、というかすぐに甘え上手の家猫になって、それがなんと絵本になって、さらに今度は里親になったご本人・高橋和枝さんが「シノビ」を主人公にした絵本を出版されるという、本当に夢みたいな展開があって。

なんだかいきなり「シノビ」を語るスイッチが入ってしまったのですが、本当に本当によかったなと思っている人がいっぱいいらっしゃると思います。

 

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そんなわけで、坂本さんからご案内いただいた『ぼくはいしころ』(坂本千明/岩崎書店)×『うちのねこ』(高橋和枝/アリス館)のコラボPOPを原画展会場に貼っております。

『うちのねこ』は7月20日出版予定だそうですが、なんとすでに重版が決まっているそうです。
当店でも販売予定ですが、発行日までに届くのかどうかは未定です。
いずれ、早く読みたいですね。

 

明日のひめくり日記はRさんが当番です。
常設展示の作品も時々紹介していきますので、よろしくお願いいたします。