ひめくり日記, 展示会の様子

熱い週末。

熱い週末。
もとい、暑い週末。

そんな中、ご来店いただいた皆さま、ありがとうございました。
今日はさすがにエアコンをつけました。仕方がない、ここまで暑くなっては。
さっきスマホの天気予報を見たら、明日明後日は37℃の表示が…。
ほんとにちょっとあり得ないんですけど。
とにかく皆さん、ご安全に。

さて、そんな暑い週末。
今日は坂本千明さんの『ぼくはいしころ』(岩崎書店)をご購入くださる方が続いてうれしかったです。

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原画展より。
このシーンを見ると、ついつい我が家の姫と栗や友人知人の猫を重ねてしまいます。
姫と栗は知り合いに拾われた猫で、目が開くか開かないかだったと聞いているので、お母さんと一緒に過ごしたこととか兄弟のこととか記憶はあるのかなぁとか思ったりして。

この話は書き始めるとダラダラ書いてしまいそうなので止めておきます。
今日は原画展の会場だからこそ見ることのできるものを紹介します。

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こちらは、先に載せた原画(画像)の版。
今回、制作に使用した版のファイルを見ることができます。
坂本さんの作品は紙版画、つまり版が紙ということです。
ゆえに、耐久性がそこまで強くないため、ひとつの版で刷れる枚数が多くはないのです。
大きさや色の数などによって違ってくると思いますが、普段の作品では10枚前後のことが多いようです。
猫の毛や瞳の輝きなど、どうしたらこんな細やかに描けるんだろうっていつも思います。
技法の話を聞いても半分くらいわかったような、いやいや半分以上はよくわかっていないと思うのですが、とにかくすごい、だからこそ多くの人を引きつけるんでしょうね。

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右の『ぼくはいしころ』はサイン本となっております。
そして、本の中の5つの場面がポストカードになっています。
原画として紹介した場面もあります。
絵本もポストカードも本当にきれいな印刷で、印刷物で見た時点でそう思っていましたが、今回、原画と見比べてみてもやっぱりきれいだなって思いました。
ちなみに絵本の帯は製本屋さん泣かせだな、とも思いましたが。
本体と帯の絵柄をぴったり合わせるって、気を使う仕事だと思いますよ。
すばらしいお仕事です。(元印刷営業マンより。笑)

 

ただいま夕方5時。33℃。
今夜もきっとビールがおいしいでしょうね~。
おなかを冷やしすぎないように気をつけましょう。笑

 

 

 

2021年7月17日 | ひめくり日記, 展示会の様子