ひめくり日記, 本・紙もの

新しく届いた本。

ただいま絵本『あんまりすてきだったから』(ほるぷ出版)の原画展を開催中。

今日は比較的静かにゆっくりご覧いただける日という感じでしたが、これまでたくさんの方にお越しいただき、中には今回の展示をきっかけにはじめてご来店いただいている方もいらっしゃるようで、こちらも嬉しく思います。

当店ではご縁をいただき、今までにもいくつか絵本の原画展を開催したことがありますが、店主Mさんと原画展中によく思ってしまうことなのですが、原画と絵本の仕上がりを見比べると、印刷の色がとても近い仕上がりで、凄いですねぇという話になることがあります。

Mさんも私も以前、それぞれ位置は違いますが印刷に関わる仕事をしていた時代がありまして、そのせいか、ついついそんな見方をしてしまう時があります。

そんな中、最近新しく届いた本、再入荷した本がいくつかありまして、私もですがMさんが特に興味津々の一冊を今日はご紹介したいと思います。

P8220932 (2)文にあたる
著者 牟田都子
発行者 株式会社亜紀書房

現在個人で書籍や雑誌の校正を行っている人気校正者である牟田都子さんの初めての校正という仕事を通して思うことや言葉についてなどを綴ったエッセイ集。

本が出来上がるまで、出来上がった本が読者の手元に届くまでに、表にはみえにくいけれども、縁の下の力持ちのような位置の方が実は多くいらっしゃるかと思います。
きっと校正者という仕事もそういう方のお一人ではないかと。

印刷に関わっていた時代から、私もいまだに気になってしまうのは、日付と曜日は間違いないか?とか、「中の橋」か「中ノ橋」か?、という感じでついついみてしまう時はあります。

世の中にはたくさんの本があると思いますが、校正者の方の本と最初に聞いて、校正者だけに相当仕上がりにプレッシャーを感じられたのでは?と勝手に想像してしまい、いろいろな意味で興味津々です。

本がお好きな方や本に関わるお仕事の方にはもちろんですが、SNSなど様々な情報や言葉に触れる機会の多い方にもおすすめしたい一冊でもあります。

私も今まで自ら文章をそんなに頻繁に書く機会はなかったのですが、このようなブログを書くという機会が最近増えてきまして、あわてて書いている日には特になのですが、ブログを上げた後にもう一度読みなおしてみると誤字脱字をみつけて、しまった!という気持ちになったり、もしもこのブログを文章を書くお仕事の方読んでいたとしたら、突っ込みどころ満載なのかもしれない…となんだか恥ずかしい気持ちになってしまう時があります。

今日はこちらの本の紹介ということで、余計にそんなことを思いながらのご紹介になりました💦
おかしな文章、誤字脱字などがありましたら申し訳ございません!

早くも「興味津々」を「興味深々」と書いていたのに気付き、修正しました💦

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2022年8月22日 | ひめくり日記, 本・紙もの