ひめくり日記, 展示会の様子

それぞれの盛岡スヌード その2

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今日は朝から雨。そしてちょっと寒い…
店の前の植物は日に日に濃く色づいていきます。
そろそろ葉が散り始めるような気がします。

明日、10/12(木)は定休日です。
よろしくお願いいたします。

 

さて、昨日に引き続き今日も盛岡スヌードの新作をご紹介していきます。
ご紹介内容は昨日と同様、まちの編集室のサイトより転載(一部省略と加筆あり)しております。
4組の作り手それぞれの盛岡スヌードをぜひご覧ください。

田中祐子さんのMORIOKAスヌード

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機械紡ぎの糸を使うことで価格を抑えた『盛岡ツイード』は作家・田中祐子さんのオリジナルブランドシリーズです。まずは手軽にウールを楽しみ、ホームスパンを知ってもらう糸口になればいい。そんな思いから生まれました。
2017年の新作は、その機械紡ぎ糸を使った「刺し子織」の可愛らしい柄のスヌード。赤と青2つの色調から選べます。

田中祐子さん蟻川工房に弟子入り後、同工房で織り手として働き、27歳の時に自宅に工房を構えて独立。ジャケットやコートなどの服地、マフラーやストールなどを手掛ける一方、手織り教室、日報カルチャースクールの講師も務めています。1984年日本民藝館展初入選。

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植田紀子織物工房さんのMORIOKAスヌード

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2017年新作は、植田さんの代表的な織り「八枚綜絖格子」で織り上げた2つのスヌード。表は花のような丸文様、裏は格子柄と表情の違いを楽しめます。藍バージョンもあります。

植田紀子織物工房さん岩手大学を卒業後1年間教職に就いたのち、蟻川工房に弟子入り。5年後、デンマーク王立スカルス工芸学校に留学し、帰国後の1981年に工房を設立、その3年後に染織教室をスタートしました。市内の専門学校で講師を務めながら、マフラーのほか服地、ショール、ひざ掛け等の製作に取り組みます。

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森由美子さんのMORIOKAスヌード

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手紡ぎ手織りの贅沢な短めスヌードは定番柄の千鳥格子が可愛らしく、冷え込む季節は室内でも重宝します。
2017年新作として、千鳥格子に新色が加わりました。表は大人っぽいワインピンク、裏は茶のアクセントを入れた千鳥格子です。
二重織で温かく、首にしっかりフィットします。コンパクトなのでアウターのなかに入れたり幅広いシーンで活躍するアイテムです。

森由美子さん <森工房>/同志社大学文学部文化学科美学・芸術学専攻卒業後、蟻川工房に弟子入り。その後、兵庫県芦屋市滴翠美術館染織研究所でホームスパン教室講師を務めたのち、京都で染織教室を開き、関西を中心に活躍。現在は、岩手県滝沢市に工房を構えて染織教室も開く。

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舞良雅子さんのMORIOKAスヌード

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ウールやシルク、麻、カシミアなど異なる素材を合わせることでさまざまなテクスチャーを楽しめる舞良雅子さんのスヌード。
裾に施したフェルトや糸のモチーフな一枚一枚がそれぞれに違っています。
巻き方も、自由にアレンジを効かせてお使いください。

舞良雅子さん岩手大学にて美術工芸を学び、教育専攻科修了。同時期に蟻川工房に弟子入り。その後、岩手大学非常勤講師を経て、織物作家として独立。マフラーやストールなどをつくる一方で、独創性にあふれたインスタレーション作品を創作し国内外で活躍しています。平成27年は、日本が持つ創造性を世界に発信する「ジャパンクリエイティブ」に参加。

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昨日今日とご紹介した盛岡スヌード2017。
今回、ホームスパン(手紡ぎ)ではなく機械紡ぎの糸を使っているのは田中さんと舞良さん。
田中さんと森さんのスヌードはそのままスポッとかぶって整える短めのスヌードで、
それ以外は二重に巻いて写真を撮ってみました。
巻き方によって雰囲気が変わりますので、それも楽しんでいただければ。
まち編のサイトでは、巻き方違いの写真も載っているので参考になりますよ~。

 

 

2017年10月11日 | ひめくり日記, 展示会の様子