ひめくり日記, 染織物・フェルトなど

beige 佐々木トモミさんのホームスパン。

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初めてのご紹介です。
滝沢市でホームスパンを手掛けられている、beige 佐々木トモミさんの作品。
長く岩手を離れていましたが、一年半ほど前に戻られました。
県内のクラフトイベントなどにも参加されていたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

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上からミニマフラー、マフラー、ミニストール。
一番下のミニストール以外は、どれも羊そのもののナチュラルな色。
ふわっとやわらかくて軽くて、思わず頬ずりしたくなるような(柔軟剤のCMみたいですね。笑)。

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先日、赤レンガ館で開催されたホームスパンの祭典「Homespun Meeting」にも参加された佐々木さん。
こちらのブローチも好評だったとか。
モコモコしていてかわいいし、ウールは見ているだけであったかそう。
実際、ブローチは体を温めてくれませんが(笑)、寒くなってきたこの時期にぴったりかと。

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ホームスパンのことを少し。
ひと口に【ホームスパン】と言っても、作る方によってそれぞれの個性があります。
まず、羊毛を手で紡いで糸にして、それを用いて手織りしたものをホームスパンと呼んでいます。
<手で紡ぐ>というところがポイントです。
同じ羊毛製品でも、手紡ぎではなく機械紡ぎの糸で手織りしたものはまた別で、
紡ぐ前の工程も数多く、手紡ぎのほうが手間がかかっているぶん、
機会紡ぎの糸で織ったものよりどうしても価格が高くなります。
羊の種類によって色ややわらかさなども違うし、
自然素材で染色する方もいれば、化学染料を使われる方もいます。
紡ぐ太さによっても、撚りの掛け方によっても糸の状態は変わります。
織り方も多種多様、作り手の皆さんはそれぞれ工夫しながら作品に仕上げていきます。

そんな背景があることを踏まえて作品を見てみると、
これまでよりも違いが見えてくるかもしれません。
ぜひ、手に取ってみていただければと思います。

 

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11月の雪をなめていました。まさかこんなに積もるとは…
明後日11/23(木)は祝日ですが定休日となりますのでよろしくお願いいたします。
スミレノさんのシュトレンは、小さいサイズのほうがあと3つ、大きいほうがあと4つです。
ご検討中の方はお早めにどうぞ。