ひめくり日記, 展示会の様子

【鉄瓶のある暮らし】前半は明日まで。

連休明けは、しっとり雨模様。
そんな中、「この冬こそは鉄瓶デビューしたい!」というお客さまがいらしてくださり、いろんなお話ができて楽しかったです。

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こちらのテーブルには、当店では定番商品となっている鉄瓶を並べました。
これらの鉄瓶+DMモデルの「鉄薬缶 黒丸」が普段から扱いのある鉄瓶なのですが、全部がそろっていることはまずありません。
基本的に在庫はひとつなので、そのひとつを販売したら注文をして、納品までの間はその鉄瓶の在庫はない状況となります。
納品までの時間は、ここのところは半年ぐらいとお話をさせていただいています。
これは大益さんに限ったことではなく、おそらくほかの工房でも半年から一年ぐらいというお話をされることが多いと思います。
工程が多いことや量産ができないことなどから致し方ないことなのですが、「楽しみに待ちます」と言っていただけるとうれしというかありがたいというか、その言葉を作り手に伝えると「なるべく早く納品できるようにがんばります」と、どちらからもやさしい気持ちが伝わってきます。

やさしい気持ちといえば、大益さんのやさしさが表れているオプションについて、今日はご紹介したいと思います。

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こちらは「棗(なつめ)型鉄瓶 わっか」。当店では人気のある鉄瓶です。
蓋のツマミがどんぐりで、しかも虫食いだったりするところがクスッと楽しませてくれるところ。
ではあるのですが…
手前には違うツマミのついた蓋がありまして、右は猫、左はとりっこ(たぶん文鳥)、こんなふうにツマミを変えることも可能ですという大益さんのやさしさにより、これまでもいくつかご相談を受けてツマミを変更した鉄瓶を作っていただいたことがあります。

たとえば、「黒丸」のふたのツマミをりすにしたもの。→ 

「まるっこ鉄瓶」のツマミをどんぐりにしたもの。→ 

など、ほかにもいろいろあるはずなんですが見つけきれないのでひとまず2種類。
お値段は少し上がってしまいますが、ほかの鉄瓶に使われているツマミや、ペーパーウェイトで作っているものから選んで作っていただくことができます。
ただし、蓋の大きさや鉄瓶全体のバランスから考えて、変更をお断りする場合もありますのでご了承ください。

もうひとつ、最初の写真を見ていただきたいのですが、一番右と一番左の鉄瓶の鉉(ツル)に藍色の紐が巻かれているのですがわかりますでしょうか?
火にかけると弦の部分は熱くなってしまうので、鍋つかみやふきんなどでつかんでいただくことになるのですが、このように弦に紐を巻くと素手で持てるわけです。
これも別料金ではありますが、ご希望の方には対応いたします。
綿の糸を藍染したものなので、少しずつ色落ちしていくかと思いますが、鉄瓶の経年変化と同様に「これも味わい」と楽しんでいただければと思います。

9/21(金)から始まった【鉄瓶のある暮らし】。
明日9/26(水)でひとまず前半終了です。
明後日9/27(木)は定休日となっております。
今週末を含め、10/2(火)までの会期となっていますので、見るだけでも、ぜひお気軽にお越しください。

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昨日9/24(日)の夕方4時半ぐらいにお会計をした、名古屋からいらしたというお客さま。
袋を入れ替えた際に渡しそびれてしまったものがありました。
お気づきになりましたらご連絡いただければと思います。
大変申し訳ございません。
よろしくお願いいたします。

 

2018年9月25日 | ひめくり日記, 展示会の様子