ひめくり日記, 展示会の様子

Toastさんへ行ってきました。

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【『庭とエスキース展』めぐり】でToastさんへ行ってきました。
奥山さんの言葉が添えられている写真が何点かありました。
こちらの言葉は、先日のテレビ出演の際にお話しされていたことだなぁと思ったりしながら、一枚一枚、言葉を追いかけてみました。

今回、展示を3カ所で同時開催することになり、打ち合わせのために奥山さんとToastさんに行って、この場所には写真を展示しようと思うと聞いた時、それはいいなと思いました。
当初、弁造さんのエスキースのみという感じの話から始まって、写真家である奥山さん主催的な今回の展示で、写真の展示がないのは残念に思う方がいるだろうと思っていたので。

 

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2018年1月、銀座ニコンサロンにて開催された写真展「庭とエスキース」。
会期中に東京に行く用事があって観に行ったのでした。

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在廊中の奥山さんをパチリ。
愛犬の天才さくらちゃんも一緒に弁造さんのところに何度も行ったんだな~って思った写真の前で撮らせてもらいました。

今日は奥山さんのプロフィールをあらためてご紹介します。

 

奥山淳志(おくやま・あつし)
1972年大阪生まれ、奈良県育ち。京都外国語大学卒業後、出版社に勤務。 1998年岩手県雫石町に移住し、写真家として活動を開始、以後、東北の風土や文化を撮影するほか、人間の生きることをテーマにした作品制作をおこなう。 受賞歴に2006年「Country Songs ここで生きている」でフォトドキュメンタリーNIPPON2006、2015年「あたらしい糸に」で第40回伊奈信男賞、写真集『弁造 Benzo』および個展「庭とエスキース」(ニコンサロン)で2018年日本写真協会賞・新人賞、2019年第35回 写真の町 東川賞・特別作家賞がある。2019年『庭とエスキース』(みすず書房)を上梓。

他者にカメラを向けることで “生きること” に近づけるのではないか。そう思っていた写真家である著者が出会ったのは、北海道で小さな丸太小屋に暮らし、自給自足の生活を営む「弁造さん」だった。以来、著者は季節の移ろいを追うようにして、糧を生み出す美しい庭を育みながら、絵描きになる夢を抱き続ける弁造さんを14年間に渡って訪ね続けた。弁造さんの死後、時が経つほどに鮮やかさを増していくこれらの日々。弁造さんとともに過ごした時間から拾い集めた “他者の記憶” は著者の胸のなかで、人が老いること、生きることを静かに問い続ける。
弁造さんの “生きること” を思い紡がれた24篇の記憶の物語と40点の写真。人が人と出会ったことの豊かさを伝える、心揺さぶる写文集。

2019年12月17日 | ひめくり日記, 展示会の様子