ひめくり日記, 木工・漆・竹細工

漆器のこと。

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二戸市浄法寺・滴生舎の「角椀」。

先日、テレビで三浦春馬さんに紹介されたことから、ご来店やお問い合わせをいただき、大きいサイズの角椀は現在品切れしております。
滴生舎さんに確認したところ、今現在在庫はなく、早くて来年6月以降の出荷予定とのことでした。
小さいサイズのほうは朱・溜ともあと数個の在庫がありますが、売り切れた場合はこちらも早くて来年6月以降の入荷となるそうです。

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左の角椀(小)、最初に載せたお椀と比べるとツヤがあります。
当店では、展示品を手に取って見ていただいています。
時々ほこりや汚れを取るために拭くのですが、その回数を重ねることによりツヤが出てきます。
上の朱のお椀は、長い期間、展示品としてがんばってもらっているので、ほかのものよりツヤツヤになりました。

角椀の右に並んでいるのは「浄漆椀」ですが、こちらも現在品切れ中で入荷の時期は未定です。
(上の2枚はHP用に奥山淳志さんに撮影していただいた写真)

 

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こちらは朱楽(あけら)・佐々木暢子さんの「まり椀」の溜(ため)。
右は新品で、左は私が普段、家で使っているものです。
使用品は、色が明るくなって、ツヤがあるのがおわかりいただけますでしょうか。

 

このように漆器は使っていくうちに経年変化のあるものです。
そのことを、三浦さんは「経年美化」という言葉を使って紹介されたそうですね。
滴生舎さんのブログ『滴生舎だより』には、三浦さんへの感謝の言葉が綴られていました。

もし漆器に興味を持っていただけたとしたら、いろいろな漆器を見たり触ったりしてみてほしいと思います(売り場によっては手袋を用意されている場合もありますので、お気をつけください)。