ひめくり日記, 木工・漆・竹細工

鈴木健司さんの掻き子椀が届きました。

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日本で一番の漆の生産量を誇る二戸市浄法寺(じょうぼうじ)町から、
鈴木健司さんの「掻き子椀」が届きました。

鈴木さんは、一年の約半分を山に入って漆を採る「漆掻き」、
残りの半分は工房で自ら採った漆を木地に塗る「塗師」となります。
漆掻きと塗師という二刀流の職人は全国的に見て数少ない存在とのこと。

鈴木さんの漆器をご紹介するのは実は初めてではありません。
2012年にまちの編集室から『いわてのうるし』という本が発行された際、
発行記念イベントとして「いわてのうるしとめし碗展」という企画展を開催しまして、
その時に、本の中で紹介されている鈴木さんの漆器を展示販売をしました。
少し間はあきましたが、またご紹介できてうれしいです。

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今回は「掻き子椀」の大・中・小が届きました。
大・中は黒と朱、小は黒のみとなります。

写真ではわかりにくいと思いますが、深い黒とワインレッドに近い色合いの朱です。
いずれも使うほどに艶が出てきますので、ぜひ普段使いを。

 

鈴木健司さんのHPです。→ 
鈴木さんのこと、漆掻きのことなど、ご興味のある方はぜひご覧ください。