ひめくり日記, 展示会の様子, 本・紙もの

新しいカレンダーのご紹介と、錆びて見えても大丈夫、な話など。

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企画展などでお世話になっている画家の樋口佳絵さんを通じて、cat and dog and me事務局が制作した来年のカレンダーが届きました。
こちらは、表紙に<収益金は犬猫のボランティア活動や愛護団体にお届けし、犬と猫とひととの幸せな暮らしにお役立て頂きます。>と書かれている、チャリティーカレンダーです。

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ひと月ごとにめくっていくタイプで、どこかに必ず犬や猫、もしくはそれを思わせる何かが描かれています。
最後に一枚、新しいページが加わったようです。
【知ってほしい 犬と猫と人のこと】と題して、一緒に考えてみませんか?という内容を5つの項目に分けて、わかりやすく書かれています。
こちらもぜひお読みいただければと思います。

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4年前の大益さんの個展の後、我が家にやってきた「ぽっとっとB」。
蓋を置く部分のフチや、底の部分は茶色くなっています。
錆びて見えると言えば見えますが、このくらいの変化は普通のことで、何の影響もありません。

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見えますかね~、内側に茶色い斑点みたいなのがあるの。
奥にピントを合わせられないのでぼんやりしていますが。
こういうのが中にいくつかありますが、これもまったく問題なしの状態です。
問題がないというのは、沸かしたお湯は透明で、味も匂いも鉄くさくない、まろやかな美味しいお湯だから、ということです。
使っていくうちにこのように変化してきても、内側をたわしでこすったり、「鉄が錆びたら油を塗るんだっけ?」などと自己判断をして塗ったりしないこと。
色、味、匂いに変化がなければ、気にせずに使い続けること。

この話を、私はこれまで何回したのか、もうわからないです(笑)
今回、展示を見に来てくださる方の中にはブログを読んできてくださる方が多くて、「お湯が熱いうちに鉄瓶から出し切って蓋を開けて乾かせばいいんですよね?」という感じに確認される、という場面が多くてとてもうれしいです。

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さらに裏側、というか底のほうをお見せしちゃうとこんな感じです。
私はガスでお湯を沸かしているので、火力を小さめにしているとはいえ、多少本体に火が回り込んでこんなふうに変化しています。
IHの場合は熱が当たるのは底の部分だけなので、茶色くなるのは底部分だけだそうです。

錆びて見えても美味しいお湯が沸いているなら問題なし!
経年変化を楽しむぞ!というおおらかな気持ちで長く使っていただけたら幸いです。

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今日もいくつかの鉄瓶をご紹介したいと思います。

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鉄瓶「たまごもん」1.2リットル。
本体にはポコポコ“たまご”、蓋のツマミは“ひよこ”、反対側にはなんと割れたたまごの殻がひとつだけ混ざっていたりして、大益さんの遊び心が表れている作品です。

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「肩衝型鉄瓶」1.5リットル。
写真ではまたまたサイズ感がわかりませんが、大益さんの鉄瓶の中ではまぁまぁ重量級です。
重さという意味でもですが、容量も大きいほうですね。

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「丸富士型跳兎紋鉄瓶」0.7リットル。
写真では大きめに見えるかもしれませんが、小さめです。
正面には飛び跳ねる兎と満月、蓋のツマミはどんぐりでとてもかわいらしいですね。

鉄瓶屋さんでは、鉄瓶が右向きに並んでいるのをご存知でしょうか?
お茶を入れる際に、相手の方に正面が見えるように作られてきたのだそうです。
右利きを前提に考えてしまうと、使う時は注ぎ口が左に来るのになんで右向きに並べられているんだろうと思ったらそういう理由があったのを、店を始めてから知りました・・・。

【鉄瓶のある暮らし】
森のてつびん屋 鉄瓶工房髙橋 作品展

会期はいよいよ明後日10/2(火)までとなりました。
最終日は16時閉店となりますので、お気をつけください。
明日明後日も、皆さまのお越しをお待ちしております。