ひめくり日記, 展示会の様子, 本・紙もの

「岩手ADC年鑑2022」と「飯坂真紀小品展」より。

少し前に岩手アートディレクターズクラブから『岩手ADC年鑑2022』が届きました。

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岩手県内のクリエイターの作品を年に1度、公募して展示、審査するというイベント、「岩手ADCコンペティション&アワード」が毎年開催されています。今年で7年目という審査会。

届けていただいたものは、2022年の岩手ADC賞のグランプリなど受賞作品・入選作品を1冊にまとめたものです。

2016年版から2022年版を見比べてみると、審査員の方も毎年同じ方ではないですが、受賞されている作品の雰囲気も年々少しずつ変化しているような気もしてきました。

岩手県内のクリエイターの皆さまはもちろんですが、どこかの企業にお勤めの方でも商品開発の参考書のような感覚でも楽しめると思いますし、最近は県外からお越しいただいたお客様かな?と思う方が岩手ADC年鑑をお手に取ってご覧いただいていることが前より多いような気がしています。

昨年も書いていましたが、クリエイター以外の皆さまも、デザインをきっかけに岩手のことを知ることができる一冊だと思います。
ちなみに当店では、2016年版からのバックナンバーもございます。

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「飯坂真紀小品展」より。

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「ノッポの納屋」

こちらの作品は今回の展示DMの作品でもあります。

ここはどこなのかな?と考えてもどうも浮かんでこない場所。
それなのになぜか懐かしさを感じてしまいます。

飯坂さんのお話によりますと、盛岡市茶畑のさがみ典礼盛岡迎賓館の四号線の道路を挟んで向かい側にある場所だそうです(今は盛岡迎賓館ですが、どうも私も未だに南部会館といってしまいます。)。

場所を教えていただいて、通ったことがあるはずの場所なのに残念ながらピンときませんでした。

車でしか通らない所って、毎日通っていてもそんなところありましたっけ?、と思う場所もあったりしますが、飯坂さんの作品を観にいらっしゃるお客さまは、作品を観てから、あらためて実際の場所をまわりたくなるとお話しされるお客さまがとても多いなぁと感じます。

そして飯坂さんの描かれる建物がお好きな方は多いという印象は強くありますが、その周りの草木がなんとも良い雰囲気だったりで、そういうところが実は好きですとお話しされる方も実はいらっしゃるような印象があります。

こちらの作品は麻布にアクリルという技法で描かれていて、紙とはまた違った質感ですので、紙の作品と比較してご覧いただくのも面白いと思います。

明日15日(水)は第3水曜日ですが、営業いたします。
飯坂さんは午後から在店予定です。

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