ひめくり日記, 展示会の様子

宮本さんの鼻緒。

020

春の二人展。
今日は宮本佳緒里さんの「鼻緒」をご紹介したいと思います。
台に鼻緒を挿(す)げたものと、鼻緒のみのご用意があります。
写真の下駄は、「ネズコ」という木で作られた台に宮本さんの鼻緒を組み合わせたもの。
DMにも載せましたが、完成品として販売しております。

038

上の段は鼻緒のみで販売しているもの。
下の段は会津桐で作られた「仙太郎下駄」に宮本さんの鼻緒を挿げたもの。
運動効率を高める工夫がなされた形が特長で、履き心地もとても良いそうです。

お持ちの下駄によっては鼻緒を挿げ替えることも可能です。
鼻緒を挿げることができる履き物屋さんは全国的に減少の一途をたどっているそうですが、
盛岡では幸い、肴町にある「はきもの くまがい」さんで挿げていただけます。
くまがいさんで、台を選んで挿げてもらうこともできますので、
これから夏に向けて浴衣を着たいな~なんて方には、鼻緒、おすすめです!

023

こちらはくまがいさんで扱っている南部桐の台に鼻緒を挿げたもの。

025

同じく、くまがいさんで扱っている樺細工の台で。これには宮本さんが惚れていました(笑)
ここからは宮本さんが書いてくださった言葉でお伝えしますね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なかなかよい鼻緒が見つからないと頼まれたのをきっかけに
リネンや草木染めなどの手織り布をつないで、
大阪の職人さんに仕立てていただき鼻緒を作り続けています。
お気に入りの鼻緒がありましたら ぜひお近くの はきもの くまがいさんで
好きな台を選び、足にあわせてすげてもらってください。
どんどんなくなるばかりの下駄屋さんが まだ自分の町にあるなんて
本当に素敵なことだと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ぜひ、ご覧いただけたらと思います。

春の二人展、今日で前半が終了です。
明日の定休日をはさみ、後半は4/25(火)まで。
今度の週末も、皆さまのお越しをお待ちしております。

026

2017年4月19日 | ひめくり日記, 展示会の様子